PI System 定期トレーニング コース概要
PI System Administration
【はじめに】
「PI System Administration for IT Professionals」クラスは、PI Systemの保守を担当するITプロフェッショナル向けに設計されています。このクラスでは、PI System のサーバー側に着目し、PI System の維持およびユーザーの技術的ニーズのサポートに必要なタスクに関する実用的な知識を提供します。 例として、PI System で提供されるユーティリティ、およびタグとシステム構成について説明します。また、一般的な管理タスク、データフローの理解、およびトラブルシューティング手順について説明します。
このクラスは4日間にわたります。クラスは午前9時30分から始まり、午後5時00分まで行われる予定です。毎日1時間の昼休憩をとります。クラスのための移動手段を手配する場合は、最終演習が終了するまで退出しないように計画してください。クラス最終日の最終演習の終了時刻が午後5時00分より遅くなることはありません。このクラスでは、26時間の講義が行われます。
【受講対象者】
受講対象者は次のような人です:PI Systemの稼働時間を管理する責任がある、典型的なITプロフェッショナル。PI Systemサーバー用のアプリケーションプラットフォームについて理解する必要がある人。データパイプがPI Systemに出入りする仕組みを把握する必要がある人。これには、使用されるプロトコル、ポート、メカニズムなどがあります。PI System Healthの監視に使用できるツールと、トラブルシューティングに通常使用されるツールやメソッドを把握する必要がある人。バックアップやセキュリティなどの日常的なメンテナンス作業の内容とその実行方法を把握する必要がある人。
【前提要件】
受講者は次のことを熟知している必要があります。
- 基本的なWindowsとネットワークのセキュリティ(ログインする理由、ドメインとは何か、など)
- 基本的なディレクトリの移動と管理(Windows Explorerの使用、ファイルの作成と検索)
- リアルタイムデータソース(制御システム、PLC、OPC)に関するある程度の知識
【クラス概要】
クラスは、PI Systemとそのコンポーネントの紹介から始まります。受講者は、インフラストラクチャ全体や、さまざまな要素が顧客の総合的な価値に貢献する仕組みについて、理解できるようになります。
次に、コースの中心となる一連の演習では、受デバイスからインターフェイスおよびPI Serverを介して、最終的にはユーザーへのデータフローを理解します。受講者は、PI System内で提供されるさまざまなツールを使用して、PI Serverを構成および監視する方法を学習します。これらのセクションはコースの大部分を占めており、問題解決に向けて使用する実用的な知識と新しいスキルをユーザーが身に付けられるように内容が設定されています。
これらのトピックについては各クラスで説明します。
- PIServerおよびPIAFServerを介したデータフローの理解
- PI Interface の定義
- PI Interface 設定ユーティリティ
- PI Point 属性とインターフェース
- ポーリング、アドバイス、およびイベントポイント
- PI System Asset での PITag 構成方法
- PI Buffering とは何か
- PI Server ののディレクトリ構造
- イベントキューとは何か
- チューニングパラメータ
- PIAF Server について
- データ保護について
- PI System 環境の保護
- PI System の監視
- PIServerとPIAF Server Collectiveについて
最終課題 - PI Systemの構築
このコースでは、クラスで提示されたすべてのツールを使用して、PIOPCインターフェイスを介した PI Systemを構築する課題が最後に設けられています。これには、受講者がクラスで習得した新しいスキルを強化することと、受講者が仕事に戻る前に、質問をしたり概念を明確にしたりする時間をとる、という2つの目的があります。